2017年10月25日水曜日

健康への心得 その10



福井市腰痛専門 整体院 癒之気
岡本です。 



その10

指先をよく動かそう

パソコンを使う方は当然ですが
ご高齢の方でもスマホを
使う方が増え指先を動かす作業を
する方は沢山いますね。

指先を使う様にするのが大切ですよ
とだけ言われると、
パソコンやスマホを使っているからと
安心してしまうのですが

この場合に刺激を受けるのは
大脳皮質という所の一部分でしかなく

健康の為にと考えるならば

動物脳という所まで刺激出来て
初めて効果が期待出来るのです。

ですから、指先を動かすといっても
筋肉労働を伴う手の作業でないと
大脳皮質以外の動物脳の部分まで
刺激が行かない様です。

動物の例で見てみますと
動物が狩りで、獲物を追いかけて
全力疾走している様な時は
脳と筋肉を最大限に使っています。

そして追われている動物も同様で
こういった場合は、動物脳が最大限に
刺激されています。

脳と指先の末梢神経は、木の幹と
小さい枝の関係の様な構造です。

片や
肉体労働等の作業で、手の筋肉を使う
場合では脳は複雑な神経回路を
必要とされます。

昔気質の職人さんや漁師さんや
農家の方等の手は武骨な手をしていて
まさに人生の年輪を感じるものでした。

小さい頃から労働で鍛えられた為
手がとても発達しているのでしょう。

こういった力を使って
子供の頃から鍛えられた手は

力が強いのはもちろん、指先も器用で
細かい仕事も出来るのです。

手の筋肉を使うと
当然血行が良くなったり、
神経伝達が良くなったりするのですが

この指先を使った作業が
脳に与える影響には現代科学では
まだ計測出来ていない重要な効能が
あると思っています。

一般的には、指先を使う事で
脳が活性化されてボケの防止になる
と言われています。

お年寄りからやりたい事や仕事が
無くなって生き甲斐を感じられなくなって
ボケてしまうのもあるかも知れません。

そして、歪みが大きい方ほど
中枢に近い神経が鈍くなり
末梢神経は過敏になっています。
末端の血行も当然、悪くなっています。

でも
単に指先や爪の周辺らを揉んだりする
程度では体質改善までは届きません。

脳の仕組みから考えてみると
有効な刺激を与える為には
ある程度の力を必要とする様な
指先の運動がポイントとなると
考えるべきだと思います。

例えば、家族で
今迄手を付けていない様な場所の
拭き掃除等、細かい部分もしっかり
身体全体を使って筋肉を意識しながら
掃除してみるとかはいかがでしょうか?

お家も綺麗になって健康の為にもなって
とても良い事だと思います。


※膠原病等のリュウマチ疾患を
 お持ちの方は手や指等を過剰に
 刺激すると症状が悪化する場合が
 ありますからご注意下さい。


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