2020年8月3日月曜日

痛みを科学する


福井市の整体院 腰痛専門 癒之気
岡本です。



今回のテーマは痛みの科学。

何故、痛みが起こるのか?
痛みとは一体何なのか?

そういった事について、以前に記事に
したかも知れませんが復習を兼ねて
お伝えして行きます。

【痛みって何だ?】


痛みで悩んでいる方に向き合った時に
まず考えなければならないのは
そのお客さんが
「困っている事何なのか?」
「何が痛いのか?」という事です。

何に困っているのかを把握する事で
解決策が浮かんで来ると思います。

私としては、痛みは3つに
分類出来るんじゃないかと
思っている訳です。


1つ目は単純な炎症による痛み。

組織の損傷や
急性の炎症がこれに当てはまる。


2つ目は機能的な障害による痛み

これは、筋力や関節の柔軟性等
本来持っているはずの機能が
低下したもの。


3つ目は形態(器質的)の異常による痛み

これは脊柱管狭窄症・ヘルニア等
原因は過度の負担や使い過ぎによるもの


それで、どの痛みなのかによって
それぞれの対応が違って来ます。

その痛みが
どんな痛みなのか把握しないと
「今は安静にするべきなのか」それとも
「積極的に動かした方が良いのか」
という判断をする事が出来ません。

この判断を間違うと、全く逆の対応を
してしまったなんて事になり兼ねません。


【急性期の炎症の痛み】


例えば、ふくらはぎに肉離れを
起こした方がいたとします。

では、一体肉離れを
起こしてしまった部位では、どんな事が
起きているのか少し考えてみましょう。


肉離れは、筋肉に無理な力が加わって
筋肉の線維が少し切れてしまった状態。

組織に傷が付くと組織はただちに
強力な炎症反応を開始するのです。

そこには「白血球」がやって来て
「プロスタグランジン」と呼ばれる
炎症と痛みを起こす物質をまき散らす。


白血球の役割は、身体を細菌や
ウイルスから守る働きがあります。

要するに、身体を感染から
守ってくれるという訳です。

実は、血液でも1度出血して
身体の外に出てしまえば
人体にとっては異物とみなされます。

異物はただちに排除しなければ
細菌感染を引き起こす可能性があります。

だから、傷が出来た部位には
白血球が集まるのです。


それともう1つ、重要な役割があって
それは、あなたの身体に痛みを伝える為。

組織が傷付いている部分から
あなたの脳に「痛みの信号」を送って
「痛い所を動かさないで安静にして下さい」
と教えているのです。

あなたの身体の危機を訴えるという訳。

だって
肉離れをして、組織が傷付いている
部分を動かし続ければ
傷口は広がりますから。


【病院では】


ざっくりですが、これが急性炎症を
起こした部位で起きている事。

それで
こういった急性炎症を起こした場合
病院ではどんな処置が行われるのか?

あなたもご存知の
痛み止めの薬や注射ですね。


この痛み止めの正式名称は
「非ステロイド性消炎鎮痛剤」
と言いますが
これは最初に話した炎症を起こす
「プロスタグランジン」の生産を
抑える薬なのです。

薬局で売っている
頭痛薬や生理痛の薬は
この非ステロイド性消炎鎮痛剤の
仲間になります。


今回は、痛みについてお伝えしました。

痛みとは何なのか?なぜ痛むのか?

これらを理解する事で
回復も早くなると思っています。

まずは、敵をよく知る事から始めよう。


--------------------------------------------------------------

辛い腰痛を抱えて
我慢を重ねて来たけれど

自分の事は後回し
仕事や家事で手一杯

でも、もう限界・・・
だけど、何とか頑張らないと
いけないあなたへ

本気で不調から解放されたいのなら
そんな状態のまま放っておかないで

読んで字の如く身体を整える
「整体」という方法を試してみては?

こちらの整体で試すのが解決の近道かも

福井市 整体院  腰痛専門 癒之気