2025年10月20日月曜日

身体が硬い人は腰痛やケガになりやすい?意外な本当の理由とは


姿勢・体質改善で腰痛を解決する
福井市の整体院 癒之気 岡本です。



日常でよく聞く言葉

「身体が硬いから腰が悪くなる」
「身体が硬いとケガしやすい」。


確かに一部では当てはまりますが、
実際には次の様な矛盾した
事例が頻繁に見られます。


肩を触るとカチカチでも
「肩こりがない」と感じる人。


体は柔らかいのに
スポーツでケガを繰り返す人。


股関節が硬いのに
競技では問題なく動ける人。



なぜ同じ「硬い」「柔らかい」で
違う結果になるのか? 




結論を先に言うと
「柔軟性の程度」そのものよりも

身体全体の
「バランス(左右差・上下差・前後差)」

と『使い方(運動制御)』が重要です。


比喩で言うと、
身体は「橋(サスペンションブリッジ)」
の様なもの。



橋のワイヤーが一方だけ固くても
反対側や支点がちゃんと
整っていれば橋は機能します。

逆に全体は柔らかくても
支点の一つが狂うと
橋は揺れて壊れやすくなる

これが人体でのバランスの概念です。








私は身体が硬いから
腰痛になりやすいんですよね…

そうおっしゃる方は多いです。


でも実際には、
身体が硬い=痛くなるとは限りません。
反対に、身体が柔らかいのに
腰や肩を痛めやすい人も少なくないんですね。



ポイントは「動きのバランス」


身体の柔らかさや硬さは
いわば「ドアの開け閉め」の様なもの。

ドアが少し固くても、
蝶番(ちょうつがい)が
真っすぐ付いて入ればスムーズに動きます。

でも、柔らかく開くドアでも
ネジがゆるんで傾いていたら
ガタつきますよね。


人の身体も同じで、“柔軟性”よりも
バランスや安定感が大事なのです。




つまり…


硬くても、左右・上下・前後の
バランスが整っていれば痛くなりにくい


柔らかくても、使い方が偏ると
一部に負担が集中して痛みやケガが出やすい


特に40〜50代になると
筋肉の「張り方」や「動かし方」が
昔と変わってきます。


「硬い」というより
「使えていない」部分が増えているのです。